ワーケーション需要に向け実証実験 志摩のホテルで近鉄不動産など

【実証実験を実施する都リゾート奥志摩アクアフォレスト全景(近鉄不動産提供)】

【志摩】近鉄不動産(大阪市)と近鉄・都ホテルズ(同)は15日から、三重県志摩市大王町船越のホテル「都リゾート奥志摩アクアフォレスト」で、ワーケーション需要に向けた実証実験「近鉄・伊勢志摩ワーケーション」の取り組みを始める。

新型コロナウイルス感染拡大を背景に、新しい生活様式の一つとして拡大しつつあるワーク(仕事)とバケーション(休暇)を合わせたワーケーション需要に対応するための実証実験。

各業種の需要を探るため、NTT西日本や大阪ガス、三菱UFJ銀行や日本政策金融公庫など十数社に協力を依頼。社員らに来年3月まで施設を試験的に利用、宿泊してもらいながらアンケート調査を実施して意見や課題を探り、改善につなげる。

実験に伴い、アクアフォレストでは5人まで宿泊可能なコテージを四棟整備。ホテル本館にも異業種の人たちが共同利用できる仕事空間「コワーキングスペース」や休憩できる「リフレッシュスペース」を約80平方メートルずつ用意し、それぞれ専用インターネット回線や専用Wi-Fi、パソコン用机や複合機、ホワイトボードなどを備えた。

実験を踏まえて来年度から一般向けへの運用を検討するといい、近鉄不動産経営企画課の広報担当者は「ワーケーションのあり方を模索し、ゆくゆくは交流人口や関係人口を増やして地域活性化に結び付けていけたら」と話している。