熊野 干支の置物作りピーク 特産、那智黒石を加工 三重

【那智黒石を使った干支えとの置物「福牛」=熊野市神川町の徳村屋で】

【熊野】三重県熊野市神川町で採取される那智黒石を使った来年の干支(えと)「丑(うし)」の置物作りが、同所の那智黒石加工販売業「徳村屋」で最盛期を迎えた。德村達男さん(71)らが、那智黒石の粉末と樹脂を混ぜ合わせて型枠に流し込み、型枠から取り出した置物を研磨機で磨く作業などに追われている。

置物の「福牛」のデザインは、表情を柔らかくしてゆったりとしたイメージに仕上げている。年末までに高さ5センチ、横9センチの小サイズ(1210円)と、高さ7・5センチ、横17センチの中サイズ(3300円)合わせて500個を生産する予定。市内の土産物店などで販売する。

德村さんによると、今年は新型コロナウイルスの影響で商品の売り上げが落ち込んでいるという。新型コロナの終息を願い「牛がどっしりとしているように安定した年になってほしい」と思いを込める。

問い合わせは徳村屋=電話0597(82)0005=へ。