尾鷲高教諭、岸本さんが日展入選 2年連続 名古屋で展示へ 三重

【日展に2年連続入選した尾鷲高校書道教諭の岸本さん=尾鷲市古戸野町の同高で】

【尾鷲】三重県尾鷲市古戸野町の県立尾鷲高校書道教諭の岸本一哉さん(36)の書道作品が、改組新第7回日展の第五科書で入選を果たした。昨年の日展に初出品で入選しており、2年連続の入選。新型コロナウイルス感染症の影響で学校業務が忙しく、本格的に作品を書き始めたのが7月からだったが「できる範囲で精いっぱい書いたので、入選できてうれしい」と喜びを語る。

作品は中国の唐時代の詩人・蕭穎士(しょうえいし)の五言絶句を、青銅器に鋳込まれた文字「金文」を基に書いた。故郷を思う意味の詩で「出身地の鈴鹿市の風景を思い浮かべながら書いた」と話す。

岸本さんは奈良市の書法研究雪心会に所属。普段は土日を中心に尾鷲高の書道室などで練習に取り組んでいる。3年連続の入選に向けて「力や知識を付けて来年も挑戦したい」と意気込む。

今回、第五科書には全国から8431点の応募があり1069点が入選。このうち県内の入選は15人。作品は今月22日まで東京の国立新美術館に展示されている。来年1月27日―2月14日まで名古屋市の愛知県立美術館ギャラリーで展示される。