津西高 LGBTなど理解深める 人権学習、当事者に学ぶ 三重

【グループワークする生徒の意見を聞く(左奧から)加納さん、嶋田さん=津市河辺町の県立津西高校で】

【津】三重県津市河辺町の県立津西高校で13日、人権総合学習があり、1年生320人が10のテーマに分かれて当事者や専門家の話を聞き理解を深めた。

性的少数者(LGBTなど)に関する人権を学ぶ教室では同性パートナーシップ宣誓制度を導入する伊賀市に移住した同性カップルの嶋田全宏さん(44)と加納克典さん(41)が登壇した。

加納さんは周囲に打ち明けられず孤独を感じた過去に触れ「大人も子どもも知識がないと差別する。子どもたちには多様な命のあり方が当たり前になってほしい」と述べた。嶋田さんは「里親制度で家族を持ちたいが子どもがいじめられるのは耐えられない。同性カップルが普通に子どもを育てられる社会になれば」と期待した。

生徒はグループワークで父親に拒絶されるのではと心配するゲイの中学生の事例などを基に解決法を話し合った。酒井七海さん(16)は「当事者の話を聞いたのは初めてでたくさん学べた。理解が広がり過ごしやすい世の中になるといい」と感想を話した。

生徒はこのほか男女共同参画、障害、多文化共生などのテーマに1学級4、5人ずつ分かれて受講。今後の授業でまとめを共有する。