三重県議会全協 座長、定数調査を報告 「一人区」回避に意見も

【全員協議会で、報告書の内容を説明する金井座長=三重県議会議事堂で】

三重県議会の選挙区と定数のあり方に関する調査会(8人)の金井利之座長は13日の全員協議会で、無投票当選が発生しやすい「一人区」の回避などを求める報告書を説明した。一方、議員からは「県内では圧倒的に二人区の無投票当選が多い」との意見が上がった。

小林貴虎議員(自民党県議団、1期、津市選出)は「県内では圧倒的に二人区で無投票当選が多いのが現状」とし、調査会の考えを尋ねた。金井座長は「競争性が最も重要。二人区で無投票状態の方が将来的な競争性が確保できる」との認識を示した。

稲森稔尚議員(草の根運動いが、2期、伊賀市)は「一人区、二人区であまり違いはない。少なくとも3人以上の選挙区が最も多様な民意を吸収し、死票を少なくすることができる。合区して選挙区の定数を増やしていくのが良いのでは」と提案した。

金井座長は「選挙区を広げてしまうと、地域のまとまりが薄くなることはどうしても避けられない」などと、3人以上の合区による弊害について説明。「面積だけでなく、時間や距離の問題もある。道路の都合で本当の面積以上に遠いこともある」と述べた。

調査会は有識者らで構成し、昨年6月に設置。10回にわたる会合や2回の県内視察などを経て9月29日の最終会合で報告書をまとめた。報告書は亀山市、鳥羽市両選挙区が該当する「一人区」は、合区などで回避に努めるよう求めている。