新型ウイルス急増 「第3波」最大限に警戒 東海3県知事メッセージ 三重

【緊急共同メッセージをまとめたテレビ会議=三重県庁で】

東海3県で新型コロナウイルスの感染者が急増していることを受け、3県の知事は12日のテレビ会議で共同緊急メッセージをまとめた。「第3波の本格的な到来」に向けて最大限に警戒し、家庭内や飲食時の対策を徹底するよう県民に要請。鈴木英敬三重県知事は、13日に県民への新たな呼び掛けを予定しているとを明らかにした。

県によると、東海3県の知事が感染拡大を受けて会議を開くのは、盆休みの帰省を検討し直すよう呼び掛ける共同メッセージを発表した8月7日以来、約3カ月ぶり。鈴木知事は出張先の都内から出席した。

緊急メッセージは東海3県の感染状況について、繁華街の接待を伴う飲食店や親族間の会食に加え、事業所や医療・福祉施設などで感染が拡大し、クラスター(感染者集団)が発生していると説明した。

その上で「家庭内でも安心はできない」とし、マスクの着用や手洗い、3密の回避を徹底するよう要請。大人数、長時間の飲食や、飲酒を伴う懇親会など、感染リスクが高い場面には十分な警戒を求めた。

また、事業所には「いったん発生すると事業活動に大きなダメージを及ぼす」とし、業種別のガイドラインの順守や実効性のある対策の実施を要請。休憩時や勤務後の会食などにも注意するよう求めた。

鈴木知事は「県内では親族間のクラスターに加え、県外由来の感染も散発している」と説明。県内にある精神科の病院で発生したクラスターから教訓を得るため、国と共同で研究を進めることも紹介した。

その上で「引き続き3県で連携し、気を引き締めて取り組む」と説明。「年末に向けて、あらためて県民に協力を得て警戒しなければならないと考えている。あすにも県民に呼び掛けたい」と述べた。

大村秀章愛知県知事は、今月に入って約90日ぶりに1日当たりの感染者が百人を超え、12日までの3日間も百人超が続いていると説明。「大変厳しい状況。事実上の第3波と言わざるを得ない」と述べた。

古田肇岐阜県知事は、愛知県で判明した感染者が岐阜県の親族宅を訪れたり、愛知県で検査を受けられなかった人が岐阜県で検査を受けたりする事例があると指摘。県境をまたいで連携する必要性を訴えた。