南伊勢町で愛洲移香斎展 郷土の偉人、影流の開祖紹介 三重

【南伊勢町の偉人で影流の開祖「愛洲移香斎」を紹介する特別企画展=同町東宮の東宮資料保存館で】

【度会郡】南伊勢町出身で剣術の源流の一つとされる「影流」の開祖「愛洲移香斎(愛洲久忠)」(1452―1538年)を紹介する特別企画展「愛洲の剣」(町教委主催)が、同町東宮の東宮資料保存館で開かれている。入館無料、26日まで。火、木、金曜日と21、23日に開館。12月2―27日まで愛洲の館(同町五ケ所浦)で開催する。

移香斎は五ケ所城を拠点とした伊勢の豪族「愛洲氏」の一族。幼少の頃より刀剣の技に優れ、武者修行で訪れた日向国鵜戸の岩窟で厳しい修行を行っていた時に、クモの動きからヒントを得て影流を開眼したと伝えられている。

同展ではパネルや写真、巻物など約20点を展示し、影流が「新影流」や「柳生新陰流」といった剣術の源になった流れや伝承地、移香斎の偉業をたたえて行う剣祖祭などを紹介。子どもらにも分かりやすいように影流開眼の紙芝居も並べた。実際に模擬刀や木刀に触れて写真撮影ができるフォトブースもある。

同保存館の森本明宏さん(63)は「移香斎は郷土の偉人の一人だが知らない人も多い。企画展を通じてたくさんの人に知ってもらいたい」と話した。