サッカーJFL 三重ダービー、ヴィアティンに軍配

【鈴鹿DF野口(右)をかわしてクロスを上げる三重MF平信=員弁郡東員町の朝日ガスエナジー東員スタジアムで】

サッカーの日本フットボールリーグ(JFL)は8日、第27節の7試合が行われ、三重県員弁郡東員町北大社の朝日ガスエナジー東員スタジアムではともに県内に拠点を置くヴィアティン三重(桑名市)と鈴鹿ポイントゲッターズ(鈴鹿市)が対戦。今季最多の1741人の観客が詰め掛け、白熱した「三重ダービー」は、ヴィアティン三重が後半26分FW坂井将吾からのクロスにMF塩谷仁が頭で合わせて奪った得点を守り切り、1―0で勝った。

試合は前半から鈴鹿が押し気味に進めたが、ヴィアティンの堅い守備にも阻まれ、決め手を欠いた。ヴィアティンは少ないチャンスを生かせず、後半に得たPKもFW古川大悟が外したが、その直後のセットプレーからの混戦をMF平信翔太が抜け出し、坂井から塩谷へとつないで決勝点に結び付けた。

試合後、鈴鹿のミラグロス・マルティネス監督は「これまで戦い方は良かったが、今日は90分通じて良くなかった。やってきたことが一つも出来なかった」。ヴィアティンの上野展裕監督は「坂井がいい走りからいいアシストを上げてくれた。鈴鹿は能力がある選手が多く、コンパクトに寄ってボールを奪おうと指示した。前半からよく走り相手にダメージを与えてくれた」と振り返った。

決勝点を挙げたヴィアティンの塩谷選手は「全ての人の力が入る試合。後押しがあって決められたので、全ての方々のゴール」と感謝した。

次戦、鈴鹿は14日、ホームでラインメール青森と、ヴィアティンは15日、アウエーでソニー仙台FC(宮城)と対戦する。J3への来季参入を目指すヴィアティンの上野監督は「あと3試合、可能性がある限り前に進んでいきたい。まずは次の試合を勝ち切ることだけにフォーカスしていきたい」と語った。