
【亀山】三重県の亀山市野村地区まちづくり協議会(今西康隆会長)は8日、「野村の歴史・自然遺産を巡るスタンプラリー大会」を開き、地元住民ら約200人が参加した。
同大会は、今年で同協議会の前身、野村地区コミュニティが40周年を迎えた記念として、地元住民らに改めて同地区の歴史や自然遺産に触れ、学ぶことを目的に初めて試みた。
参加者らは、野村三丁目の野村地区コミュニティセンターを発着点に、旧東海道沿いの一里塚から神事「傘鉾」で知られる忍山神社、慈恩寺の国重要文化財「阿弥陀如来立像」を見学し、銀杏(いちょう)の木で有名な宗英寺を巡る約4キロコースと、市歴史博物館を回る約6キロコースを、各ポイント地点でスタンプを押してもらいながら巡った。
大橋健さん(42)=同市野村二丁目=は「10歳の息子と妻の3人でゆっくり歩きながら楽しめた」、今西会長(79)は「地元の歴史遺産を知るよい機会になった」と話していた。