三重交通グループホールディングス 10億円9700万円の赤字

【津】三重交通グループホールディングスはこのほど、令和3年3月期第2四半期(2年4―9月)の連結決算を発表した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言の発令で観光需要が大幅に減少し、グループ全体の純損益は10億9700万円の赤字となった。来年3月までの1年間の業績予想も公表し、最終的な純損益が10億円の赤字に陥る見通しを明らかにした。年間の業績予想で赤字になるのは持ち株体制に移行した平成19年3月期以降の決算で初めて。

第2四半期決算でグループ全体の純損益が赤字になるのは、12期ぶり。売上高は前年同月比29・3%減の375億6900万円で四期ぶりの減収。営業損益は14億900万円の赤字となった。

同社によると、緊急事態宣言の発令された時期と大型連休が重なったため、バスや宿泊施設の利用者が大幅に減少し、5月の業績が大幅に悪化。新型コロナウイルス感染症の影響で第2四半期の売上高には137億円の影響があった。

同社は「感染症の影響が見通せない」として公表を控えていた来年3月までの1年間の業績予想を発表。売上高は前年比20・1%減の830億円とし、営業損益は18億5千万円の赤字を見込む。

同社は車両の抗菌加工など感染症対策を実施しているものの「バスの需要は前年度並みには戻らない」と想定。業績予想は「第3波が来ないという前提のため、感染状況次第で修正する可能性がある」としている。