百五銀 年間業績予想を上方修正 中間決済は減収減益 三重

【津】百五銀行(本店・三重県津市岩田)は9日、令和3年度中間期(2年4―9月期)の連結決算を発表した。経常収益は前年同月比1・2%減の441億9100万円、純利益は8・4%減の59億5900万円で、減収減益となった。当初は新型コロナウイルス感染症の影響に伴う企業倒産で与信関係費の大幅増を想定していたが、政府の支援策などで県内企業が想定よりも持ちこたえていることから、来年3月までの連結業績予想では純利益を5月に公表した予想から14億円増の105億円に上方修正した。

単体でみると、経常収益は前年同月比0・2%増の372億4300万円、純利益は16・1%減の57億5900万円。本業のもうけを示すコア業務純益は8億6800万円増の74億3800万円だった。感染症対策で対面営業を自粛したことから窓口販売の手数料が減少したものの、出張費などの経費も減少。外貨の調達コストが減ったことなども影響した。

上期は新型コロナの影響による与信関係費の増え幅が想定していたよりも小さかったとして、来年3月までの業績予想を上方修正。純利益を当初、連結業績予想では前年比20・4%減の91億円を見込んだが、8・1%減の105億円とした。年間配当金も1円増の10円に引き上げた。

同行は「新型コロナの影響で資金調達する企業が増加した」と説明。「政府からの補助が手厚く、企業の足元の資金繰りがかなり安定したため、県内経済が当初の予定よりも持ちこたえている」とみている。