度会町長と知事が一対一対談 デジタル化推進で意見交換 三重

【対談する(左から)中村町長と鈴木知事=度会町の宮リバー度会パークで】

【度会郡】鈴木英敬三重県知事と中村忠彦度会町長による一対一対談が9日、同町大野木の宮リバー度会パーク内オリーブカフェわたらい店であり、行政手続きのデジタル化推進や県道伊勢南島線の雨量規制などについて意見を交わした。

中村町長は新型コロナウイルスに伴う特別定額給付金の申請手続きについて約98%が紙での申請だったとし、「高齢者が多く紙や窓口での説明が分かりやすいという概念が根付いていてデジタル化がほとんど進んでいない。本来できるサービスの幅を狭めているという懸念がある」と述べた。

鈴木知事は、「AI導入などによって職員の仕事を効率化し、空いた時間を人間でないとできない部分に回すのがデジタル化。ほっといても進んでいくデジタル化に向けて町民の混乱や不安なく手を打っていくのが必須」と持論を展開。具体的な取り組みとして県庁内で議論を進めている押印廃止について、年度内に手続きを完了させるとした。

また中村町長は緊急輸送道路に指定されている県道伊勢南島線について、雨量規制により通行止めになる頻度が高く、スクールバスを含む通学や通勤に影響が多いとして規制緩和を要望。鈴木知事は対策工事の完了と無事故の実績、有識者による議論が前提としながらも「少しでも早く見直しを検討したい」として緩和に前向きな考えを示した。