県信用保証協、創業カレッジ開講 夢の実現へ必要な知識学ぶ 三重

【創業カレッジの開講式であいさつする植田会長(中央上)ら=津市桜橋三丁目の県信用保証協会で】

三重県信用保証協会は8日、県内で創業を検討している人らを対象に、マーケティングや人事労務、税務など経営に必要なノウハウの伝授や、事業計画の作成を手助けする本年度の「創業カレッジ」を開講した。受講生は来年2月まで計7回の講義を受け、夢の実現を目指す。

同協会では創業支援として、3年前から単発のセミナーなどを開いてきたが、より専門的な知識を深く学ぶことで創業への道を開いてもらおうと、数回にわたる講座方式のカレッジを昨年度に初開催した。2回目となる本年度は13人が受講し、創業を目指す。

8日は津市桜橋三丁目の協会で開講式が開かれ、受講生と、講師で中小企業診断士の横山博昭氏が初対面した。植田隆会長があいさつし、「来年2月までの長丁場となるが『全集中の呼吸』で乗り越えてください」と激励した。

受講生が自己紹介を実施。カフェや焼き鳥店、接骨院、高齢者向け福祉施設などさまざまな起業を検討している受講生が集まり、創業に対する思いや悩みを共有した。全行程で講師を務める横山氏は「7回は長いようで短い。創業を成功させるにはどれだけ準備できるかが重要だ」と述べた。

カレッジではマーケティングの基本や顧客管理、決算書など財務会計、人事労務、税務・社会保険など経営に必須の項目を学ぶ。その上で、創業に向け金融機関に融資を受ける際に必要な事業計画書の作成を行う。

受講生は講座を受けるだけでなく、協会の担当職員からマンツーマンのきめ細かいサポートを受ける。4回以上、出席した人には卒業証書が授与される。協会では創業前の支援だけでなく、実際に創業する人への融資に対する保証支援や創業後の経営支援など一貫したサポートを行っていく。

協会によると、昨年度は11人の受講者のうち7人が卒業し、創業を叶えたという。