防災用あんパン材料のイモ収穫 明野高と障害者施設が共同で商品化へ

【防災用パンの原料に使うサツマイモを収穫する生徒と施設利用者ら=伊勢市小俣町の明野高校で】

【伊勢】三重県伊勢市の県立明野高校と松阪市の障害者施設「ぱんカンぱん」が共同で商品化に取り組む防災用缶入りあんパンの材料となるサツマイモの収穫作業が6日、同校の畑であった。生産科学科3年生と施設利用者が協力し、芋あんにする安納芋を収穫した。

同校と防災用パンの製造を手掛ける同施設が、農業と福祉の連携(農福連携)の一環として協力。「災害時でもおいしく食べられるパンをつくろう」と、サツマイモあんパンの開発に乗りだし、6月に芋の苗を植え、育ててきた。

この日は、生徒7人と施設利用者4人が参加。生徒が利用者らに手順をアドバイスしながら、鎌で芋のつるを刈り取り、スコップや手で芋を掘り出した。約300キロを収穫する見込み。

収穫した芋は、市内の和菓子店藤屋窓月堂の協力で芋あんにし、施設の工場で長期保存ができる防災用パンを製造して、来年2月ごろの販売を目指している。

リーダーの梅澤瞭太さん(17)は「芋はよく育った。施設の方との関わりを大切にしながら、安心しておいしく食べてもらえるパンにしたい」と話していた。