亀山 大型絵本読み聞かせ 日本書記ヤマトタケル 三重

【大型絵本を上演する「亀山絵本と童話の会」の皆さん=亀山市若山町の市歴史博物館で】

【亀山】三重県の亀山市歴史博物館(小林秀樹館長)は3日、同市若山町の同館で大型絵本「日本書紀ヤマトタケル」を上演した。コロナ感染防止対策として密集・密接を避けるため、市民ら計17人は、10人と7人の2回に分かれ、人と人の間隔を空け絵本を楽しんだ。

同館で開催中の企画展「日本書紀編さん1300年ヤマトタケル―その愛と死―」の関連事業の一環。絵本は、「亀山絵本と童話の会」(中根章子代表)が制作。同館学芸員の中川由莉さんが日本書紀を基に指導し、縦60センチ、横45センチの用紙29枚をつなげて屏風状の折り本にした。

物語は、ヤマトタケルが父親「景行天皇」の命を受け、妃の弟橘媛と共に東の国(現在の東海や関東)の討伐に出かけ、海の神や山の神を征伐し、倭(やまと)の国(現在の奈良、大阪)に帰る際、のぼの(現在の同市能褒野町)で息絶え、屍(しかばね)が白鳥となって、倭の国を目ざし、西の空高く飛んでいったという、ヤマトタケルの生涯を、同会6人が読み聞かせた。

同市栄町の中森美代子さん(72)は「小学生のころ、地区の遠足で能褒野にある日本武尊(やまとたけるのみこと)の御墓に行って依頼、ヤマトタケルの記憶が残っている。絵本で改めて詳しく知ることができた」と話していた。