全日本大学駅伝あす号砲 4年連続出場の皇學館大 戦力充実、上位目指す 三重

【学内グラウンドで走り込む皇學館大の選手ら=伊勢市内で】

全日本大学駅伝に4年連続4回目の出場を果たす皇學館大駅伝部の4年生エース、川瀬翔矢の勢いが止まらない。30日までに3つの種目で東海学生記録を更新。10000メートルで28分18秒25、5000メートルで13分36秒93、今年2月の香川丸亀国際ハーフマラソンでは現役日本人学生最高タイムの61分18秒をたたき出した。大学最後の“伊勢路”はチームを勢いに乗せる区間賞の走りが期待されている。

足首の硬さを生かしたスピード豊かな走りが特徴。近大高専(名張市)入学後本格的に陸上競技を始め、皇學館大で日比勝俊監督のきめ細やかな指導を受ける中で1年から頭角を現した。5000メートルの記録が初めて13分台に突入すると11月の全日本大学駅伝では1区9位と健闘して注目された。

日比監督の実業団選手時代の古巣、ホンダの合宿に2年夏から参加することで食事など普段の生活態度を改めるきっかけになった。副主将を務めた今季はチームへの責任感も芽生えた。

日比監督は「今年の夏は実業団の合宿に行かない方法でやってみたい。チームのためにも残った方が良いと言ってきた。川瀬の言うこと、発想が大人になったと感じた」と内面の成長も指摘する。

大学卒業後はホンダに進み世界で活躍するランナーを目指す。全日本大学駅伝直前の今月27日には東京陸協ミドルディスタンス・チャレンジで1500メートルの自己記録更新に挑むなど「新しいチャレンジ」を取り入れながら、大学最後の駅伝で区間トップの快走を誓う。