戦争犠牲の4721柱に祈り 伊勢で追悼式 感染防止に配慮 三重

【献花台に花をささげる遺族ら=伊勢市生涯学習センターいせトピアで】

【伊勢】三重県伊勢市黒瀬町の市生涯学習センターいせトピア多目的ホールで30日、戦争犠牲者追悼式があり、遺族代表ら約40人が日清、日露、太平洋戦争で犠牲となった4721柱のみ霊に祈りをささげた。

新型コロナウイルス感染拡大の影響により例年の5分の1程度に規模を縮小。参列者同士の席の間隔を空け、マスク着用、君が代斉唱時も録音した音楽を流すだけなど、感染防止に配慮した形で実施された。

鈴木健一市長は式辞で新型コロナの脅威に言及しながら、「私たちが当然のように享受している平和と繁栄が戦火で亡くなった尊い犠牲の上にあることを忘れてはいけない。悲惨な戦争を繰り返さないためにも次の世代に引き継ぐことが私たちの使命」と述べた。

遺族代表として市連合遺族会の中村護会長は「戦後75年が経過しても各地で争いは絶えない。遺族力を合わせて戦争の悲惨さを次の世代に引き継いでいきたい」とあいさつ。参列者は黙とうをささげ、献花台に花を置いて犠牲者の冥福と恒久平和に祈りをささげた。