9月の求人倍率1.01倍 三重労働局、低下止まる

三重労働局が30日に発表した9月の県内有効求人倍率(季節調整値)は前月と同じ1・01倍で、14カ月ぶりに低下が止まった。求職活動が長期化していることから、同局は雇用情勢を「求職者の増加により弱い動きが広がっている」と4カ月連続で判断した。

全国順位は前月から2つ上がって28位。有効求人数は前月比1・8%(489人)増の2万7409人、有効求職者数は1・1%(295人)増の2万7021人だった。新規求人倍率は1・91倍で、前月を0・15ポイント上回った。

産業別の新規求人は11業種のうち、建設業と教育・学習支援業以外の9業種で前年同月を下回った。自動車の需要が戻ってきているものの、製造業は前年同月と比べて491人(28・6%)減の1223人と減少が続く。卸売業・小売業や運輸業・郵便業も落ち込みが顕著だった。

有効求人倍率(原数値)は県内に9カ所ある安定所全てで前年同月を下回った。桑名▽鈴鹿▽松阪▽伊勢▽伊賀―の5カ所では1・0倍を割り込んだ。

西田和史局長は「景気が戻ってきていると言われているが、不透明感がぬぐえず、求人の増加につながっていない」との見解を示した。