津市主査が40万円着服 窃盗と業務上横領容疑で告訴状 三重

【記者会見で陳謝する政策財務部の担当者ら=津市役所で】

【津】三重県津市は29日、市税約40万円を着服したとして、窃盗と業務上横領の疑いで、収税課の男性主査(35)に対する告訴状を同日付で津署に提出し、受理されたと発表した。

市によると、男性主査は9日午後3時20分ごろ、金庫で一時的に保管していた現金の中から固定資産税1件分に当たる現金40万2960円と納付済通知書1枚を抜き取った。

別の職員が13日に納付経過を記録しようとした際、収納金が入金されていないことに気付き、発覚。職員らが男性主査の親族宅でなくなった現金を発見し、全額回収した。

男性主査は収納金を入金するまで一時的に現金を保管する役割を担っていたため、金庫の鍵を持っていた。市の調べに着服を認め「経済的に苦しかった」と話しているという。

収税課では今年7月に住民税約13万4千円を紛失する事案が発生。当時、男性主査は窓口担当だった。市の聴き取りに対し、男性主査は紛失した現金の着服を否定しているという。

また、市の調査で7―10月に領収日と入金日に最大2週間の乖離(かいり)がある不自然な入金処理が4件見つかった。収税課は男性主査の関与について「警察の捜査に委ねる」としている。

前葉泰幸市長は「公務員としてあるまじき行為。今後は警察による捜査に全面的に協力するとともに、公金の取り扱いに関して管理・監督を徹底する」とコメントした。