的矢かき、伊勢神宮に奉納 志摩の養殖業者や旅館関係者ら 三重

【カゴに載せて運ばれる的矢かき=伊勢市の伊勢神宮内宮で】

【伊勢】三重県志摩市的矢地区のカキ養殖業者や旅館関係者らでつくる「的矢かき奉納委員会」は28日、的矢湾で水揚げされた的矢かき300個と加工品を、伊勢市の伊勢神宮内宮に奉納し、豊漁や地域の繁栄を願った。

来月から始まる出荷を前に、白い法被姿の約20人が参列。殻付きカキと、むき身や塩辛の加工品をかごに載せて担ぎ、宇治橋を渡って神楽殿へ納めた。

同委員会の佐藤文彦委員長(51)によると、猛暑や水温変化などで昨年に続きカキの大量死に見舞われたほか、新型コロナウイルスの影響による作業の遅れなどもあり、今季の出荷量は例年より1割以上減ると見込んでいる。「数は少ないが、貝は大きく身もしっかりしている。三重のカキはくせがなく、甘くてさっぱりした味わい。これから寒くなり、よりおいしくなってくるので、ぜひ食べてほしい」と話していた。

出荷は11月1日―来年4月上旬まで続く見通し。