三重県内経済情勢 8―10月、2期連続で情報修正 個人消費「持ち直している」

三重県の津財務事務所は28日、8―10月の県内経済情勢を発表した。自動車関連を中心に生産活動が持ち直したことを受け、総括判断は「一部に厳しい状況が残るものの、持ち直している」とし、前回の7月判断に続いて2期連続で上方修正した。

個人消費の判断は「感染症の影響が残るものの、持ち直している」と、2期連続で上方修正。スーパーやドラッグストアの販売が引き続き好調。自動車販売店も新型車の効果で客足が回復している。

生産活動も「一部に弱い動きがみられるものの、持ち直している」と、2期連続で上方修正した。液晶パネルは大型テレビの需要伸長で需給バランスが改善。自動車も需要が戻ってきている。

一方、雇用情勢の判断は有効求人倍率が13カ月連続で低下していることなどから「弱い動き」との判断を据え置いた。売り上げが好調な業種も積極的な採用は控え、求人の増加につながっていない。

高橋智所長は28日の記者会見で「業種によって持ち直しのペースに濃淡があるものの、全体の方向性としては持ち直している。先行きの不透明感が強く、今後の感染状況次第で鈍る可能性がある」と述べた。