コロナ・インフル同時流行備え 三重県が新たな体制を整備 発熱、かかりつけ医に相談

【インフルエンザとの同時流行に備えて外来診療・検査体制について協議する県新型コロナウイルス感染症対策協議会=三重県庁講堂で】

三重県の新型コロナウイルス感染症対策協議会が27日、県庁講堂であった。県は季節性インフルエンザの流行に備え、発熱症状がある患者の受診の流れを変え、まずは地域のかかりつけ医が相談を受け付ける体制を整備する考えを示した。

県は新型コロナとインフルの同時流行を想定し、新たな外来診療・検査体制を提案。かかりつけ医が発熱患者の症状を踏まえて受診の可否を判断し、診療も検査もできない場合は別の医療機関につなぐ。

自院で検査できない医療機関は、PCRセンターで検査し、診療。かかりつけ医がいない場合は、保健所の「受診・相談センター」などに電話し、コロナに対応可能な「診療・検査医療機関」を紹介してもらう。

県は23日時点で県内408の医療機関を診療・検査医療機関として指定。一部の医療機関に患者が殺到するのを防ぐため、現時点では診療・検査医療機関の具体的な名称などは非公表としている。

委員からは「診療・検査医療機関が408というのは、十分に対応できる数なのか」「一施設でも多く自院で診療できるところを増やしてほしい」など診療・検査医療機関の増加を求める意見が上がった。

県の担当者は「いくつ用意すれば絶対に大丈夫というものでもない。診療するクリニックを増やしていく努力を地道に続け、多くの医療機関で診られるようにする」と述べた。