玉城町 コロナ禍、人権意識高める 小中学生が取り組み発表 三重

【コロナ禍で自分らが考え、話し合ったことを発表する児童ら=玉城町役場で】

【度会郡】三重県の玉城町役場で23日、「やさしさ」と「思いやり」あふれる学校宣言発表会(町教委主催)があった。町内の田丸、有田、外城田、下外城田の4小学校と玉城中学校の児童生徒24人が、各校で新型コロナウイルスに関する人権侵害やデマ拡散などについて話し合ったことを発表し、人権意識を高めた。

町民総参加でコロナ禍を乗り越えようと8月17日、辻村修一町長が「『やさしさ』と『おもいやり』あふれるまちづくり宣言」を発表。「一人一人が正しく行動する」「みんなで助け合い、乗り越える」「みんなで感謝し、応援する」の3項目が盛り込まれた。

町内の小中学校も同宣言を受け、コロナ禍で自分らができることやどのように行動するべきかを考え、各校独自の取り組みを行ってきたという。

この日は辻村町長や田間宏紀副町長、中西章教育長らを前に各校が順番に取り組みを発表した。有田小児童らは、8月に開いたオンライン人権集会や児童会が呼び掛けた「やさしさ」と「思いやり」の標語作りを紹介。「コロナウイルスは誰でもかかることがあるので、かかった人を責めるのではなく、優しく助け合っていきたい」と述べた。

同中生徒らはコロナに関わる偏見やいじめ、差別について実施した授業や取り組みを発表。「確かではない情報を流したり、知らないうちに誰かを傷つけているかもしれないという恐ろしさを感じた」と話した。

辻村町長は「小中学生が主になって優しさと思いやりの大切さをどんどん発信してもらい、オール玉城でこの取り組みを広めていきたい」と講評した。