竹林活用、里山保全で意見交換 四日市大エネ環境教育研究会がシンポ 三重

【参加者とのディスカッションを総括する新田会長=四日市市安島の四日市市文化会館で】

四日市大学エネルギー環境教育研究会(会長・新田義孝四日市大学名誉教授)は25日、三重県の四日市市文化会館で、未来へつなぐシンポジウム「伊勢竹鶏物語~3Rプロジェクト~」パート2を開き、約60人が参加した。

このシンポジウムは持続可能な地域づくりを考えようと平成29年から始まり、今回で4回目。今回は同研究会が取り組む里山に繁茂する竹の有効活用を軸とした地域循環社会づくりプロジェクト「伊勢竹鶏物語~3Rプロジェクト~」Part2をテーマに、同プロジェクトに関わる環境省の担当者や四日市大学の研究者などが発表を行った

四日市大学環境情報学部の千葉賢学部長は四日市市北部地域の森林被覆の変遷や竹林の健全度について話し、「戦後農作放棄地が放棄され、そこに竹林が広がり、荒廃している」と研究成果を報告。同大学環境情報学部の廣住豊一准教授は竹林間伐材から製造した「竹粉」の農業資材としての効果について「竹粉の投入によって保肥性が改善する傾向など一定の土づくり効果は期待できるが、水はけなど土壌物理性改善効果に関する継続調査が必要」と話した。

発表の後は、参加者とのディスカッションがあり、里山保全や竹林の有効活用について様々な意見が交わされた。四日市大学エネルギー環境教育研究会の新田会長は「みんなで分担できことがいくつかあって、それをモザイク状にまとめていくことで、次につながるヒントが得られたのではないか」と総括した。