特殊詐欺被害防止に一役 志摩高生が考案「エビすけくん」 チラシや啓発品で活用 三重

【特殊詐欺被害防止の啓発活動などに活用するキャラクター「エビすけくん」=鳥羽署で】

【鳥羽】三重県の鳥羽志摩防犯協会(上田功会長)と鳥羽署は20日、特殊詐欺被害防止の啓発活動などに活用するキャラクターが、県立志摩高校1年の逢阪心莉さん(16)が考案した伊勢エビがモチーフのキャラクター「エビすけくん」に決まったと発表した。

同署によると、9月末現在の県内の特殊詐欺発生件数は101件、被害金額約2億6千万円、同署管内では2件、約90万円という。

同協会と同署は、住民らの同被害防止への意識を高め防犯活動をより身近に感じてもらうことを目的に、地域の防犯活動などに取り組むヤングボランティア団体の志摩高校「Shima High School PatrolアフターG7」と県立鳥羽高校「安全戦隊鳥羽レンジャー」を通じ、両校の生徒にキャラクターデザインを募集した。

9月10日から約1カ月間で57作品の応募があり、同協会の役員らが審査。「一目で鳥羽志摩地域を象徴する特徴が分かり、幅広い年代の人に親しんでもらえる」として、逢阪さんのデザインを選んだ。今後は広報チラシや啓発物品などに活用する予定。

発表会は新型コロナ対策のため、同署でビデオ会議アプリ「Zoom」を使って開き、逢阪さんや両団体代表2人が参加。上田会長(74)は「防犯協会が責任を持って効果的に活用させていただく」、野呂寿夫署長は「犯罪被害の防止は警察だけでは達成できない。今後も生活の安全と安心を確保する活動に協力してほしい」と呼び掛けた。

逢阪さんは「子どもからお年寄りまで見て分かるものとして特産の伊勢エビを思い付いた。多くの人に親しんでもらい、地域に貢献できるキャラクターになってほしい」と話した。