三重県 みんつく予算 事業化候補34件を選定 きょうから県民意見募集

【定例記者会見で「みんつく討議」を実施すると発表する鈴木知事=三重県庁で】

鈴木英敬三重県知事は21日の定例記者会見で、県民の意見を予算編成に反映させる県民参加型予算(みんつく予算)について、県内外から寄せられた320件の事業提案から34件の「事業化候補」を選定したと発表した。本年度は県民投票の候補となる事業を策定する段階でも県民の意見を取り入れようと、事業化候補への意見を募る「みんつく討議」を新たに実施する。

前年度のみんつく予算は幅広い分野で事業の提案を募ったが、今回は新型コロナウイルス感染症に関連した5つのテーマで募集。前年度より91件多い320件の提案が県内外から寄せられていた。

県はこれらの提案を効果などの観点で採点し、34件を事業化候補に選定。県産食材を使ったオンライン料理教室の実施や差別の根絶に向けたリーフレットの配布、公園にある遊具の抗菌加工などが並ぶ。

「みんつく討議」は、県民投票の対象となる事業を策定する段階でも県民の意見を参考にしようと初めて実施する。前年度は、県職員や事業の提案者らだけで県民投票の対象となる事業を策定していた。

22日から11月2日まで、16歳以上の県民を対象に事業化候補の意見を募る。10月30日には県民との意見交換会をオンラインで開く。いずれも事業化候補への改善点などが寄せられると想定している。

鈴木知事は会見で「前年度のみんつく予算は県民の意見を反映できていない部分もあった。県民投票を実施する前の段階で候補を示せば、前年度以上に県民の意見を反映させることができる」と述べた。

県のホームページや電子メール、郵送で意見を受け付ける。意見交換会への参加は30日正午までに県のホームページを通じて申し込む。問い合わせは財政課=電話059(224)2216=へ。