四日市 本場仕込みの欧風総菜販売 パリから帰国の仏料理シェフ 三重

【テイクアウトの欧風総菜を紹介する垣内さん=四日市市栄町のフランス菓子と小さなギャラリー「クロード・リュッツ」で】

【四日市】今年4月に仏・パリから帰国した三重県松阪市出身のフレンチシェフ垣内宏隆さん(35)はこのほど、四日市市栄町のフランス菓子と小さなギャラリー「クロード・リュッツ」店内でスープやパテなど欧風総菜のテイクアウト販売を始めた。午前10時から午後4時、月曜、火曜、水曜日は休み。

カナダ産オマールエビの濃厚ビスクやアールグレイのミルクティーで煮込んだカボチャスープ、ニンジン、タマネギなど6種のスープ(500円から)とパテ・ド・カンパーニュやマリネなどの総菜を並べている。「おしゃれな味」「本場パリの味が家で楽しめる」と大好評で、リピーター客が増えている。

垣内さんは、名古屋市の調理師専門学校を卒業し同市内の仏料理店で2年間修行した後、仏・パリや東京銀座の2つ星レストランなどを経て、四日市市の仏料理店「新・清月堂」で料理長を務めた。30歳で再び渡仏、パリのビストロでメニュー開発など約5年間キャリアを積み、日本で自分の店を持ちたいと帰国した。

同店での販売は、「新・清月堂」の料理長時代に垣内さんの料理のファンで常連客だった「クロードリュッツ」のオーナーパティシエ森健さんと妻芳子さんの提案で実現した。垣内さんは「コロナ禍の今、フランスの家庭料理を自宅で気軽に味わっていただきたい。将来はお客様とシェフが親しくおしゃべりできるような地域密着型の店を開きたい」と話していた。