紀宝町の県道 迂回路農道を拡幅へ 土砂崩れで 来夏に完成 三重

鈴木英敬三重県知事は15日のぶら下がり会見で、台風14号による大雨の影響で土砂崩れが発生した紀宝町浅里地区で、土砂で埋まった県道小船紀宝線の迂回(うかい)路としている幅約2・5メートルの農道を約5メートルに拡幅すると発表した。年内に着工し、来夏に完成させる。

鈴木知事は、近くに「飛雪の滝キャンプ場」があることから「来年の夏休みまでには農道の拡幅工事を完成させる。工事中も迂回路は通行できるので安心して利用してほしい」と説明した。

また、週末に雨で被害の拡大が予想されるため、同日中に応急対策として林道の入り口付近に土のうを積むと説明。地滑りの動きを把握する伸縮計が土砂崩れで流れたため、今月中に設置し直す方針も示した。

その上で「恒久的な復旧対策は専門家の意見を聞きながらスピード感を持って進める。復旧対策の内容やスケジュールについては、住民の不安を払拭(ふっしょく)できるよう丁寧に説明する」と述べた。

県によると、浅里地区では幅約140メートル、長さ約200メートルにわたって土砂崩れなどが発生。現場では平成29年の台風から町道や林道に亀裂ができるなど地滑りの兆候があった。人的被害はなかった。