サッカー女子 伊賀くノ一選出されず 来年開幕のプロリーグ 三重

【女子プロリーグ不選出を受けて厳しい表情で会見に臨むNPO法人伊賀FCくノ一の(左から)柘植満博理事長、粟野仁博副理事長=伊賀市内で】

来年9月に開幕する日本初のサッカー女子プロリーグ「WEリーグ」は15日、初シーズンに参入する11クラブを発表した。三重県伊賀市を拠点になでしこリーグ1部で活動する「伊賀FCくノ一三重」は選出されなかった。

WEリーグはアマチュアで存続するなでしこリーグの上位に置かれ、当面は降格がなく、2年目以降、新規参入によってクラブ数を増やしていく方針。

チームを運営するNPO伊賀FCくノ一は同日、伊賀市内で会見し、選出から漏れた主な理由について、ホームスタジアムの伊賀市立上野運動公園競技場が「椅子席5千人以上」「大型映像装置の設置」などのリーグ基準を満たしていなかったことと説明した。

今年5月に設立した株式会社「伊賀FCくノ一三重」名義で7月末に入会申請し、同リーグのヒアリングを受けていた。

母体は昭和51年から上野市(現伊賀市)で活動してきた「伊賀上野くノ一サッカークラブ」。スポンサーを得て同63年「プリマハムFCくノ一」に改称し、翌年始まった日本女子サッカーリーグに第1回から参加してきた。スポンサー撤退後も市民クラブとして国内トップリーグで活動してきた。

柘植満博理事長は来季もなでしこリーグにとどまるとした上で「伝統あるクラブの歩みを止めるわけにはいかない。WEリーグ参入に向けて条件にかなう施設整備を目指したい」として市や県などと協議を進めていくとした。プロリーグ参入を見据え、選手のプロ契約を進める考えも示した。

粟野仁博副理事長は、個人的な感想として「インフラがないということで歩みを止めなければならないことは正直残念」とした上で「箱物のあるところに(クラブを)移転すれば参入出来る可能性もあったがこの地への強い思いがある。再び最高峰リーグで戦えるよう歩みを進めていきたい」と話した。