ナカムラ元パラオ大統領が死去 県との友好提携に尽力 三重

【友好提携を結ぶナカムラ元大統領(左)と当時の北川正恭知事(三重県提供)】

三重県とパラオ共和国の友好提携に尽力した日系2世の政治家クニオ・ナカムラ元パラオ大統領が、14日未明に死去した。76歳だった。駐日パラオ大使館が同日ホームページで公表した。

ナカムラ元大統領は実父が伊勢市大湊出身の船大工で、大統領就任後もしばしば大湊へ先祖の墓参に訪れた。県が同国と友好提携を締結した平成8年当時の大統領だった。同年に友好の印として贈られたカヌーは今も志摩市の県立水産高校に展示されている。

鈴木英敬知事は同日、コメントを発表し「ナカムラ元大統領のおかげで友好関係を結ぶことができ、その後の友好交流に多大なご尽力をいただいた。今も具体的な形で交流が続いている」と説明した。

その上で「偉大な政治家を失い、友好提携25周年の節目となる来年に県での開催が実現した、第9回太平洋・島サミットの成果を報告することもかなわず、誠に残念。故人の冥福を祈るばかり」とした。