鈴鹿 津波避難タワー建設へ 大木歯科医院の敷地内に 1月末完成予定 三重

【(仮称)大木避難タワーの模型】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市南長太町の大木地区で歯科医院を開業している「大木歯科医院」の笠井啓次院長(50)と父親で亀山ライオンズクラブ元会長の笠井信隆さん(77)=亀山市山下町=の親子は13日、同所で同医院の一角に(仮称)大木避難タワーの建設を発表した。

笠井親子は、海抜約1―3メートルの大木地区は、将来発生が危惧されている東南海地震で津波による水害が予想されることから、同医院の患者やスタッフ、地域住民の命を守る緊急避難場所を約2年半前から計画してきた。

同タワーは、鉄骨造平屋建て述べ床面積約190平方メートルで高さ7・7メートルの屋上では約120人が収容できる。非常用電源として太陽光発電を設置。総工費は約5千万円で国と鈴鹿市の補助金を一部活用。来年1月末完成予定。

笠井院長は「大木地区は伊勢湾内海沿岸から3、400メートルの位置にあり、避難場所として大木中学校もあるが、近くに避難タワーがあれば患者もスタッフ、住民も安心です」といい、父親の信隆さんは「息子の災害に対する強い思いと地域に貢献したいという思いに親としてできることをします」と話していた。

また、信隆さんのこだわりとして、地域全体で災害への備えの意識を持つため、設計から請負業者を全て地元事業者に依頼したという。