全中代替大会 16日開幕 平田野3年女子800 松本「優勝し感謝伝えたい」

【女子800メートルに出場する松本(平田野)】

全国中学生陸上競技大会2020(日本陸上競技連盟主催)が16日から18日まで横浜市の日産スタジアムで開かれる。今年8月、スポーツの杜伊勢陸上競技場で開催が予定されながら新型コロナウイルス感染症の影響で中止になった全国中学校体育大会(全中)の代替大会で、参加標準記録を突破した選手、チームが中学生ナンバーワンの座を賭けて熱戦を展開する。
鈴鹿市立平田野中3年の松本未空は女子800メートルの優勝候補の1人だ。参加記録2分12秒13は出場者ランキングで4位。2019年の全中で2年ながら4位につけており、新型コロナウイルスの影響で中止になった今年の全中の代替大会で日本一を目指す。

陸上競技に取り組むきっかけは小6の冬。三重市町対抗駅伝の鈴鹿市代表選考会に参加し、鈴鹿市チームのスタッフも務めていた平田野中陸上競技部顧問、田中将吾教諭の指導を受けるようになった。

母・由佳さんは長距離の元実業団ランナー。伊賀白鳳高校2年の兄・颯真さんも高1で初出場した昨年の全国校駅伝で5区を担った実力者。すぐに頭角を現し、中2で出場した全中で大幅に自己ベスト記録を更新し4位入賞を果たした。

スピードを生かしたラスト200メートルからの追い上げが持ち味。勝負強さも備え田中教諭は「本番に強い。こっちが思っている以上の結果が出せる選手」。全国初入賞した昨年の全中で「周りの人が喜んでくれた」ことに感激。それ以降、練習に一層身が入った。

今年4月、中学校時代の集大成に位置づけていた三重全中の中止が決まった直後は気落ちした。それでも代替大会の存在を知り「先生たちがいろいろ動いてくれている。自分も残り少ない大会に出る機会を大事にしよう」と気持ちを切り替えた。

8月には、全中中止決定後の自分の気持ちの変化をまとめた発表「輝ける舞台まで」で、国立青少年教育振興機構などが主催する少年の主張県大会に出場し、最優秀賞を獲得した。原稿用紙3、4枚程度の発表内容を2日で書き上げる中で改めて感じたのは支えてくれる人々の大切さ。「横浜の大きい舞台で優勝し、感謝の気持ちを伝えたい」と話している。