いじめ加害生徒聴き取りへ 高1自殺再調査で県委員会 三重

平成30年8月に三重県立高校1年の男子生徒=当時(16)=が自殺した問題を再調査する県いじめ調査委員会は12日、津市栄町一丁目の県栄町庁舎で会合を開き、いじめの加害生徒への聴き取りを実施すると決めた。

会議は非公開。終了後に委員長の庄山哲也弁護士がぶら下がり会見し「加害生徒を含む関係生徒への聴き取りを実施する」と説明。聴き取り対象の人数や調査の時期については明かさなかった。

ただ、加害生徒への聴き取りは保護者の同意が必要で強制力はない。庄山弁護士は「調査にご協力いただけない場合、調査を強行することはできない。保護者に協力を求めるしかない」と述べた。

調査委は県からの諮問を受けていじめを再調査している。開催は8月に続いて2回目。遺族側は県教委のいじめ対策審議会がまとめた報告書に対し、加害生徒への聴き取りが不十分と指摘していた。

県教委などによると、男子生徒は平成30年8月19日に自殺。審議会は無料通話アプリ「LINE」でのやりとりなど6件について自殺に因果関係のあるいじめとし、4人を加害生徒と特定した。