30年前埋設のタイムカプセル開封 津・久居ライオンズクラブ、思い出の品懐かしむ 三重

【タイムカプセルの中身を確認する来場者=津市久居野村町の久居体育館で】

【津】三重県津市久居地区の経営者らで構成する奉仕団体「久居ライオンズクラブ」(小川賢司会長、会員46人)は10日、同市久居野村町の久居体育館で30年前に埋設したタイムカプセルの引き渡し式を開いた。未来に宛てた手紙や思い出の品を受け取りに多くの人が訪れた。

タイムカプセルは平成2年10月10日に旧久居市の市制20周年事業で同団体が実施し呼び掛けに応じた約500人が参加。樹脂製で直径約1メートルの球状カプセル2基に思い出の品を入れ体育館の時計台横に埋めた。

会場には8月に会員らでカプセルから取り出した封筒がずらり。訪れた人はさっそく手紙や写真、当時の新聞やカセットテープなど思い出の品を確認した。

邉見輝行さん(77)=同市久居桜が丘町=は「小学生の娘からの手紙があった。帰ってゆっくり見たい」と目を細めた。友人と訪れた小田秋子さん(75)=同市川方町=は「学生だった息子の銅版画があり感慨深い。いい時代に子育てができ幸せだった」と懐かしんだ。

同団体によるとカプセルのうち1基が浸水して名前の判別できないものを除き差し出し人に送る予定。来春には地区内の中3生の手紙を入れたカプセルを埋設するといい、小川会長(54)は「様変わりが激しい30年だった。次の時代に向けて継続し未来につないでいきたい」と語った。問い合わせは同団体事務局=電話059(256)6200=へ。