松阪市議会 文化財収蔵庫、請願は不採択 三重

【文化財収蔵庫を巡る請願を賛成少数で不採択とした松阪市議会本会議=同市役所で】

【松阪】三重県の松阪市議会の令和2年第5回定例会は9日再開。約773億円の元年度一般会計決算案など4件を認定、新型コロナウイルス感染症対策などで総額約907億円に増額する2年度一般会計補正予算案など20議案を可決し、閉会した。委員会で採択とした文化財収蔵庫建設地の再検討を求める請願は不採択とした。

監査委員には楠谷さゆり議員(61)=同市新座町=の選任に同意し、人権擁護委員候補者4人の推薦に賛成した。

請願は5件を採択、3件を不採択。文教経済常任委員会で採択とされた「文化財収蔵庫建設計画の情報公開と建設地の再検討を求める請願」は賛成8、反対19の挙手少数で不採択とした。

同請願は「まつさかプレーパークをつくる会」(川端明日香代表)などが提出し、文化財収蔵庫の鈴の森公園(同市外五曲町)への建設について、子どもたちの自然観察の場になっていて「生態系が壊れてしまう」と再考を求めている。

賛成討論で海住恒幸議員は「議会でいったん設計予算を決めた。スルーしたことに強い後悔がある」と述べ、反対討論で深田龍議員は「予算を通した。収蔵庫は公園の敷地面積の0・7%」と訴えた。

意見書は「新型コロナウイルス感染症の影響に伴う地方財政の急激な悪化に対し地方税財源の確保を求める意見書」など7件を提出する発議を可決した。