【尾鷲】新型コロナウイルス感染症の防止や治療のため、日夜奮闘している三重県内の医療関係者を応援しようと、カレー専門店「壱番屋」(愛知県一宮市)は8日、尾鷲市立尾鷲総合病院(同市上野町)で、300食分のビーフカレーライスを医師や看護師らに無料で振る舞った。
三重県病院協会を通し、7月に壱番屋から尾鷲総合病院に申し入れがあった。壱番屋は今回、県内の15の医療機関にカレーライスを無償で提供する。
尾鷲総合病院では、正面玄関地下にキッチンカーを止め、従業員5人が、ツナやコーン、チーズをトッピングしたカレーライスを関係者に手渡した。
看護師の上村晶子さん(53)は「すごくうれしい。心が温かくなった」と笑顔を見せた。
壱番屋の平山孝志人事総務部長(52)は「大変な状況の中で頑張ってもらっているので、カレーを食べて少しでも元気になってもらいたい」と話した。