四日市市 文化功労者に加田氏ら 来月3日に表彰式 三重

【記者会見する森市長=四日市市役所で】

【四日市】三重県四日市市は11月3日、令和2年度文化功労者として加田勝敏氏(楠町、文化財保護分野)、桂山孝夫氏(川島町、郷土史研究分野)、熊本梨里氏(三ツ谷東町、華道分野)と「サンセット ポップス オーケストラ」(昌栄町、音楽分野)を表彰する。年間4件表彰は平成24年以来。森智広市長が8日の定例記者会見で発表した。

表彰式は同日午後1時から市文化会館第3ホールで行われる。市では文化振興に寄与し、功績が顕著な人を表彰する制度を昭和57年に創設し、今年度が39回目。昨年度まで個人113人と4団体を表彰しており、本年度の3人、1団体を含めると121件(116人)となる。今後の活躍が期待される人に贈る市民文化奨励賞は、該当者がなかった。

加田氏は県内の植生調査と研究に携わり、植物研究に大きな功績を残しているほか、市の文化財パトロール調査員・文化財保護審議会委員として、国指定天然記念物御池沼沢植物群落など貴重な植物の保護・保全に30年以上貢献。桂山氏は川島地区の姿を後世に残すため、記録写真の撮影や歴史に関する聞き取り調査を行って成果をまとめるとともに、地域への郷土史の啓発と継承に取り組んで来た。熊本氏はいけばな草月流の指導者として、地域への指導、後進育成に取り組んで来たほか、市の華道教授者連盟代表、市文化協会理事として伝統文化の次世代への継承に尽力して来た。「サンセット ポップス オーケストラ」は昭和48年の設立以来、市出身で日本を代表するジャズサックス奏者の田辺信男氏と共演して切磋琢磨し合うなど、音楽文化を牽引して来た。