伊勢 「憩いの家たまちゃん」開設 介護予防の体操など提供 三重

【支援スタッフの指導で歌を楽しむ高齢者ら=伊勢市宮町の憩いの家たまちゃんで】

【伊勢】地域住民が運営するお年寄りの集いの場「憩いの家たまちゃん」が6日、三重県伊勢市宮町に開設した。地区の高齢者を対象に、介護予防の体操やレクリエーションなどのサービスを提供し、地域の高齢者を地域で支える。

運営するのは、同所で40年以上、籐工芸教室を開いてきた玉村裕子さん(78)とその仲間。教室のスペースを利用し、施設を開いた。

玉村さんは約20年前、夫の介護を経験。夫が亡くなった後、民生委員を務め、高齢者とのつながりが増える中、70歳を過ぎてから介護職員の資格を取った。現在も週に3日、市内の介護施設で勤めている。籐教室の仲間たちも年を重ね「お年寄りが楽しく過ごせる居場所をつくりたい」と考えていたところ、市が「集いの場」を開設する住民組織などに対して補助金を交付する制度があることを知り、制度を利用して開設を決めた。

施設は当面、週1回の活動で、地域の60―90代の15人が利用。玉村さんと、市の介護講習を受講したメンバー、ボランティアの計12人が支援スタッフを務め、血流を良くするための体操や笑いヨガ、歌やゲームなどを楽しむ。

玉村さんは「利用者が元気な状態を1日でも長く持続できるよう見守り、皆が笑って過ごせる空間をつくりたい。高齢化が加速する中、ほかの地域でもこのような活動が広まってほしい」と話した。