光太夫の人生、漫画で追う 鈴鹿の記念館 「風雲児たち」原画を展示 三重

【光太夫の足跡をたどり、業績を紹介する展示の数々=鈴鹿市若松中1丁目の大黒屋光太夫記念館で】

【鈴鹿】三重県鈴鹿市はこのほど、同市若松中一丁目の大黒屋光太夫記念館で、開館15周年記念特別展「光太夫と『風雲児たち』」を開き、光太夫が登場するみなもと太郎氏の漫画「風雲児たち」の原画32点や市所蔵資料14点の計46点を展示した。11月23日まで。入場無料。

「風雲児たち」は、関ケ原の戦いから幕末までの歴史を描いた、昭和54年から連載が続く人気漫画。昨年6月には歌舞伎座で上演され、現在はシネマ歌舞伎として全国上映中という。

展示では名場面の原画を中心に光太夫の足跡をたどり、業績を紹介。

そのほか、原画の元になった絵画で、江戸時代後期に帰国後の光太夫と磯吉を描いた姿絵「大黒屋光太夫磯吉画幅」やエカテリーナⅡ世から授与された金牌、銀牌を描いた「北槎聞略図」など、貴重な資料の数々が並ぶ。

所管の同市文化財課では「光太夫の人生を漫画で追って分かりやすく展示したので、若い世代や子どもたちにも親しみを持ってもらえれば」と話していた。

先着800人に展示内容を解説した図録を配布する。

大黒屋光太夫(1751―1828年)は江戸時代に漂流し、日本で初めてロシアを見て帰国した船頭。帰国後はロシアや西洋の体験者として、蘭学者などに大きな影響を与えた。