スマート改革で知事と懇談 若手職員、課題指摘や視察報告 三重

【県庁のスマート化について鈴木知事(左)と意見交換する若手職員ら=三重県庁で】

最新技術を県庁の業務に生かす「スマート改革」を進める若手職員が7日、鈴木英敬三重県知事と懇談した。「県民のために改革する」と語りつつ、依然として庁内のペーパーレス化が進んでいないと指摘した。

県はスマート改革推進課を総務部に設けるなど、本年度からスマート改革に向けた本格的な取り組みを開始。庁内から集まった有志の若手職員ら約20人を「スマート人材」として育成している。

この日はオンラインでの参加者を含む18人の若手職員が出席。ドローン(無人航空機)やICT(情報通信技術)を活用する農場や漁場への聞き取り結果など、これまでの活動を鈴木知事に報告した。

職員らは「県庁がデジタル化のモデルとなれるよう積極的に取り組む」「業務をデジタル化すること自体を目的にするのではなく、その先を考えながら取り組みたい」などと意気込みを語った。

一方、スマート改革に当たっては「普段の業務は依然として紙でのやりとりが多い」との指摘も。「若手職員だけでなく、マネジメント層にも積極的に取り組んでもらいたい」との声もあった。

「若手職員から見た県庁は県民の期待に応えられているか」とのテーマでも懇談。ある職員は「普段の業務は県民の姿が見えず、聞かれたことには答える、という姿勢になっている」との声が上がった。

鈴木知事は「自分から手を挙げて参加してくれた人ばかりで期待している」と激励。「人材はもとより、スマート改革を進めるための技術やルールについても裾野を広げて検討してほしい」と呼び掛けた。