四日市 初作品の窯出しに挑戦 やきもの創生塾の5人 三重

【焼き上がった作品を見る研修生の5人=四日市市東阿倉川の県工業研究所窯業研究室で】

【四日市】萬古焼の技術者を育成する「やきものたまご創生塾」の研修生5人が5日、三重県四日市市東阿倉川の県工業研究所窯業研究室で、初めて焼いた陶芸作品の窯出し作業に取り組んだ。

創生塾は若手の担い手を育てようと、萬古陶磁器工業協同組合が平成19年度から開く。今年は4月に開講する予定だったのが、新型コロナウイルスの影響で6月からのスタートとなった。5人は、津市河芸町赤部の陶芸家、松本尚さん(65)の指導を受けながら、ろくろで成形した湯飲みや茶わん、カップなど約200点を釉薬をかけてガス窯に詰め、2日に火を入れた。

この日、窯の扉を開けて作品を載せた台車を引き出し、5人は焼き上がった作品の出来栄えを確かめた。

四日市市川島町の田中祥恵さん(37)は「窯に入れたときとは、まったく違う色に焼き上がっていて驚いた。研修後は、地元四日市の窯元に就職したい」と話していた。研修期間は来年3月まで。