明野高生ら日本酒造り 老舗酒蔵協力、酒米「弓形穂」収穫 三重

【黄金色に実った酒米「弓形穂」を収穫する生徒ら=伊勢市小俣町の明野高校で】

【伊勢】伊勢市の三重県立明野高校の生徒らが、老舗の酒蔵などと協力し日本酒造りに取り組んでいる。同校で2日、原料となる酒米「弓形穂(ゆみなりほ)」の収穫が行われた。

弓形穂は三重大学で開発された酒米で、粒が大きく、実ると穂先が弓のように下がる。明野高生産科学科作物専攻の3年生と、弓形穂を使った酒の醸造を手掛ける多気町の「河武醸造」、三重大や地元の酒販店が連携して、酒造りに初挑戦し、来年1月の販売を目指している。

5月に田植えし育ててきた稲が実り、生徒7人がコンバインを操作して約1000キロ余りを収穫。今後、米を乾燥させて選別し、11月に生徒も参加して仕込み、4号瓶1200本の完成を見込む。生徒らはマーケティングを学び、銘柄やラベルデザインも考案する。

リーダーの梅澤瞭太さん(17)は「米の出来はいい。自分たちは飲むことができないが、地域の方々と協力して、多くの人に手にしてもらえるような商品にしたい」と意欲をみせた。

収穫を見守った河武醸造の河合英彦社長(53)は「しっかり管理された農地で、思った以上のいい米ができ、驚いている。おいしい酒が期待できそう」と話していた。