困窮過程へ弁当の資金集め 明和町の6団体協定 返礼品に羽根布団と松阪木綿 三重

【返礼品の羽毛布団と松阪木綿製品を前に協定書を示す6団体代表ら=明和町役場で】

【多気郡】三重県明和町内の6団体は29日、同町役場で子どもがいる生活困窮世帯へ弁当を無償提供する「OBENTO PROJECT」に取り組む協定を結んだ。同町社会福祉協議会と同町が実施主体となり、インターネットを介した資金集めのクラウドファンディングの返礼品に2社が羽毛布団と松阪木綿製品で協力する。

新型コロナウイルスの影響で生活困窮家庭の問題が表面化し、ボランティア団体「つどい子ども食堂」が6月から週2回、18歳未満の子どもがいる困窮世帯に弁当を無料で配達している。現在11世帯42食。

協定はクラウドファンディングを設け継続できる事業にする狙い。寄付に対する返礼は、1万円で御絲織物(同町養川甲)の松阪木綿を使ったランチョンマットとコースター。3万円で河田フェザー(同町山大淀)のアヒルの羽根をリサイクルした羽毛布団、4万円でガチョウのリサイクル羽根布団。

資金調達は年間経費の約68万円が当面の目標。既に15万円と米、野菜が寄付され、今月27日から始めたクラウドファンディングで23万円が寄せられた。

同町社協の西口義秋会長は「コロナ感染が収まる気配が見えず、収入減少の相談が多く寄せられている。次代を担う子どもたちと家族を継続して支援する必要を強く感じている。地域を支え合う関係づくりを進める第一歩」とあいさつ。世古口哲哉町長は「まさにつながりの事業」と喜んだ。