定数削減「一般論」と前置き 県議会調査会で座長案了承 三重

【最終報告の座長案を了承した調査会のウェブ会議=三重県議会議事堂で】

三重県議会の選挙区と定数の調査会(金井利之座長、8人)は29日の最終会合で、議員定数は「一般論として削減を基本とする」と記した座長案を了承した。最終報告として近く日沖正信議長に提出する。

金井座長が前回会合で示した素案は「定数は削減が原則」と明記していたが、今回の座長案は「一般論として」と前置きした。「議会の費用を考慮した定数の調節はあり得る」との記述に変更はない。

また、現状では最大2・93倍となっている「1票の格差」は、おおむね座長素案の記述を維持した。2倍未満まで縮小し、過去の判例や他県の状況などを踏まえて最大でも3倍未満とするよう求めた。

亀山市、鳥羽市両選挙区が該当する「1人区」については、座長素案と同じく合区などで回避に努めるよう要請。一方、座長素案にあった「(1人区は)無投票当選を招きやすい」との記述は削除した。

この日、調査会の委員らは前回会合を踏まえた座長素案からの修正点について議会事務局から説明を受けた後、座長案を最終報告としてとりまとめることに大筋で合意。細部の修正を座長に一任した。

日沖議長は締めくくりのあいさつで「専門的、学術的な観点から議論してもらった。県議会では令和5年4月の県議選に向けて議論することになる。最終報告を最大限に尊重して議論したい」と述べた。

調査会は有識者らで構成し、昨年6月に設置。10回の会合で選挙区や定数のあり方を議論した。3月には議論の経過をまとめた中間報告を提出し、金井座長は前回の会合で最終報告の素案を示していた。