三重県もパートナーシップ制度導入を、伊賀の同性カップル要望

【パートナーシップ制度の設置を求める加納さん(中央)と嶋田さん(左)=県議会議事堂で】

伊賀市の同性カップル、嶋田全宏さん(44)と加納克典さん(41)が25日、三重県議会議事堂で県の担当者と意見交換し、同性カップルを公的に認める「パートナーシップ制度」を県としても設置するよう求めた。

2人は平成28年、伊賀市のパートナーシップ制度を活用して大阪府から移り住んだ。LGBT(性的少数者)への理解を広げるため、講演やインターネットなどを通じて情報を発信している。

2人はこの日、県が性的指向や性自認を暴露する「アウティング」を禁止する条例を年度内にも制定することについて「うれしく思っている。全国の自治体をリードする取り組みを進めてほしい」と語った。

一方、同性カップルは県営住宅の入居資格がないことなど、制度上は「家族」として扱われていないと指摘。伊賀市のようなパートナーシップ制度を県も設置し、県内の市町にも広げるよう求めた。

県ダイバーシティ社会推進課の担当者は「パートナーシップ制度には、いろいろな意見がある」などと述べ、当事者や有識者の意見を踏まえて制度の設置を条例に盛り込むかどうかを検討すると説明した。