津 わびさび追及した茶道具 伊賀の柳下さん、展示販売 三重

【作品を紹介する柳下さん=津市東丸之内の松菱6階美術画廊で】

【津】三重県伊賀市を拠点に活動する陶芸家の柳下季器さん(53)の作陶展が23日、津市東丸之内の松菱6階美術画廊で始まった。わびさびの美を追求した茶道具や器など約130点を展示販売している。28日まで。

柳下さんは東京都出身。設計事務所に勤務していた20代の頃日本文化や茶の湯に興味を持ち独学で作陶を始めた。30歳で伊賀に移り住み穴窯を開窯。その後陶芸家の杉本貞光氏に師事する。各地で個展を開くが地元三重では初披露となる。

穴窯で五昼夜まきをたき続けて制作した焼き締めの水指や花入れ、厚みのある楽茶わん、織部や志野の皿などがある。「伊賀窯変耳付水指」は穴窯の自然釉(ゆう)が迫力ある景色を生み出している。

柳下さんは「焼物は火を通すことでいったん手を離れ100%思い通りにならない面白さがある」とし「わびさびの美を見ていただけたら」と来場を呼び掛けた。