外務省課長、志摩を視察 島サミットに向け 三重県知事「開催時期公表を」

【鈴木知事(左)と面談する神田課長=三重県庁で】

外務省アジア大洋州局の神田鉄平大洋州課長は23日、三重県志摩市で来年中に開催予定の「第9回太平洋・島サミット」に向けて同県内を訪れ、市内の宿泊施設などを視察した。24日は鳥羽、伊勢両市を訪問する予定。鈴木英敬知事は神田課長と面談し、開催時期を早期に公表するよう要望した。

神田課長は、同サミットの会場を選定するために来県。平成28年の伊勢志摩サミットで会場として使われた賢島宝生苑と志摩観光ホテルを訪問したほか、海女小屋体験施設さとうみ庵も視察した。

神田課長は視察に先立って鈴木知事と県庁で面談。冒頭だけ公開した。神田課長は「新型コロナウイルス感染症の対策を取りながらの難しい行事になるが、柔軟に対応できるようオプションを考える」と述べた。

鈴木知事は「神田課長は霞ケ関時代の同期で、就任(今年8月)を心強く思う」とした上で「いろんなやり方を考えながら開催する方向で議論し、感染防止対策や太平洋島しょ国の諸課題の解決につなげたい」と述べた。

鈴木知事は同日のぶら下がり会見で、首脳らが県内を訪れるのを前提としつつ「直近の情勢で無理になったらウェブに切り替える方法もあると思うので、早めに時期を公表してほしいとお願いした」と明かした。

県は昨年9月に太平洋・島サミットの誘致を表明し、政府が2月に申請のあった複数の自治体から志摩市を開催地に選んだ。同サミットには、19の国と地域から首脳や閣僚ら約200人が出席する見通し。