豚熱、松阪でワクチン散布へ 28日から、85カ所に1700個 三重

三重県は23日、豚熱(CSF)の感染拡大を防ぐため、イノシシ向けの経口ワクチンを28日から松阪市で散布すると発表した。同市での散布は初めて。5日間で市内の85カ所に計1700個を散布する。世界的に新型コロナウイルスの感染が拡大している影響で経口ワクチンの輸入が遅れているため、これまでに実施した9市町での散布は見送った。

県は今夏に松阪を含む10市町でワクチンの散布を予定していたが、国が一元的に管理するワクチンの輸入が、コロナ禍で遅れている。感染が確認された地域のうち、ワクチンを散布していない松阪市で早期に実施するため、6月の散布で余った分を使うことを決めた。

県CSF対策プロジェクトチームは、ワクチンの散布を見送った9市町について「国から各県へのワクチンの配分が滞っているため今回は実施できない。追加のワクチンが届く見通しは立ったので、これから散布時期や地域、箇所を検討する」としている。

県によると、松阪市では6月15日にイノシシの感染を初めて確認。今月23日までに同市では9頭の感染が確認されている。津や伊賀などの9市町では、6月に605カ所で計1万2100個のワクチンを散布して以来、散布を実施していない。