
【津】三重県津市出身の写真家・浅田政志氏の半生を描いた映画「浅田家!」の公開に合わせ、ロケ地となった津市一身田町の高田本山専修寺周辺の店舗でつくる一身田商工振興会は10月3日から浅田氏の写真展「実はわたし…なんです」を平成30年8月以来、約2年ぶりに開催する。新作4枚を含む計36点を商店街の各店舗で1―2作品ずつ展示する。来年1月16日まで。
「浅田家!」は浅田氏が写真家になるまでの物語と東日本大震災での活動を描いた作品。アイドルグループ「嵐」の二宮和也さんが主演を務める。市内の高田本山専修寺や阿漕浦海岸などがロケ地となった。
高田本山専修寺を中心に広がる商店街は新型コロナウイルス感染症の影響で客足が減少。映画の公開でロケ地を訪れるファンや地元の住民に商店街を巡ってもらうため、街全体を会場にした写真展を開催する。
写真展では、浅田氏が商店街の店主らをモデルに撮影した写真を展示。店主が鉄道玩具「プラレール」を大好きだったり、お茶の味にこだわりがあったりするなど意外な人物像に迫る作品となっている。
参加店で買い物した人には、店舗で展示している写真のカードを配布。集めたカードの枚数に応じて、浅田氏のサイン入り新作写真集「浅田撮影局まんねん」や津カルタなどを贈る。なくなり次第終了。
また、10月7日には同市久居東鷹跡町の久居アルスプラザでトークショーがあり、浅田氏が自らの半生や新作について講演する。新作写真集の販売会も開き、購入者を対象としたサイン会を実施する。
トークショーと販売会は午前10時―午後0時半まで。県内在住者限定で先着80人。参加費は一般500円、高校生以下無料。市内のイベント企画会社「FAMIE」のホームページで申し込む。