答志島から見た海、日本画に 鳥羽、上村さんが作品展 三重

【ウインドーギャラリーに展示された日本画と上村さん=鳥羽市鳥羽3丁目の「アートば」で】

【鳥羽】三重県鳥羽市鳥羽3丁目にある芸術家らの制作・展示拠点「アートば」のウインドーギャラリーで、同市河内町のアーティスト、上村光さん(27)の作品展「さざ波の日記」が開かれ、同市の離島「答志島」から見た海をモチーフに制作した日本画6点が展示されている。11月12日まで。

上村さんは京都精華大学大学院で日本画を学び、卒業後は同市の中学校で非常勤美術講師の仕事をしながら作家活動に励んでいる。

勤務先が答志島となった今春から、週に一度定期船に乗り海岸沿いを歩いて出勤。同展では、答志島の海に関する体験や記憶を日本画で表現し、キャプションと合わせて絵日記のように作品を見ることができる。

「エンジン音の中 船尾を眺める」は定期船のデッキに立ち、スクリューが回ってできる泡を見た記憶を水干絵の具や岩絵の具で描き、景色が一望できる展望台から臨む風景を絵にした「菅島」では、画面に光沢を出す「雲母」を使って海の輝きを表現した。

上村さんは「作品を通して答志島の自然や地域性、名産品に興味を持ってもらえるとうれしい」と話した。